郡上の町並み

郡上節の場所を訪ねて 惣門橋

郡上おどりの歌には吉田川や気良の里など、郡上の地名がよく出てきます。

その一つ「心中したげな惣門橋で小駄良才平と酒樽と」

これに歌われている惣門橋が今も郡上の街中にあるんです!

天洞川に架かる橋は川底まで2m~3mくらい、

しかも川の水がとても少ないんですがこれがいつもの量だそうです。

 

昔ヶの郡上八幡には小駄良村に住んでいた大酒飲みの才平さんがいたそうで、

ある日お酒をたらふく飲んだ帰り道、酒樽を背負いながら千鳥足で惣門橋にさしかかると

橋から川に落っこちたそうです。背負った酒樽のせいで川から出られない才平さんは

「わしゃ 酒樽と心中したい」と歌ったそうな。

才平さんの詳しいお話は郡上八幡博覧館の昔話コーナーで知ることもできますよ。

岩の上の神社

郡上八幡にはお寺や神社が沢山集まっていて、

町割りも似ていることから「奥美濃の小京都」とも言われます。

そんな郡上八幡の神社の中でもひときわ目立つ神社があります!

肴町にある白龍神社は大きな岩の上にあるんです。階段が急で大変ですが上りきると北町を一望できます。

挑戦できないけどお参りしたい方には鳥居のすぐ下に賽銭箱がありますよ。

実は町家ステイの1つ「じょうが渓房」はこの大岩の裏にある町家なんです。

じょうが渓房にお泊りの方はこの岩と鳥居を目印にお越しくださいね。

ツバメが育っていました

この間ツバメの巣について投稿しましたが、

まだまだ子育て中のようで街中のあちこちをツバメが飛び回っています。

だいぶ大きくなってきたのでそろそろ巣立ちが近いのかも?

昔からツバメの巣は商売繁盛につながるとして縁起がいいと言われてきました。

民家以外にお土産屋さんにも巣があるのは、縁起がいいので残しているってことですね。

ツバメの子育ても温かく見守る郡上八幡の町並みです。

 

一つ路地を入って

新町通りは郡上八幡のメインストリートの一つです。

今日はそこから一つ路地に入って探索です。

道を一本はさむだけで喧騒がすぐに遠ざかるのが郡上八幡のちょっとした不思議です。

日吉町にある「井戸端小径」はその名の通り井戸があるだけの小路です。

家と家の間にある小さな道。ポンプ式の井戸は昔ここに町家があった名残です。

手で押して水を汲み出す昔ながらのポンプ式。冷たい水も自由に飲めます。

今でこそ水道の蛇口をひねれば水が出てくるけどその前段階がこの手押しポンプなんだなあと思いました。

昔ながらの手押しポンプが体験できる郡上八幡の隠れたスポットです。

 

水の町郡上八幡の宮ケ瀬橋

水の町郡上八幡の吉田川にかかる宮ケ瀬橋。

吉田川と山の上の郡上八幡城を写真に収められる撮影スポットでもあります。

今日も川を覗き込む人や写真を撮る人が多かったです。

昔の写真を見ると昭和の中ごろから形が変わっていないようです。

気になって橋のたもとの竣工日を見てみるとなんと戦前の昭和12年!

宮ケ瀬橋は丁度80年前に作られたんです。いつも通りかかる場所なだけに新しい発見です!